今回は9つの柱❷「自院の現状分析」の更に続編「患者アンケート分析」について解説させて頂きたいと思います。通常一般企業ですと「組織診断」「顧客満足度調査」などの調査・分析手法があります。その目的は様々で、組織の活性化度合測定やお客様の満足度など多岐に渡っています。それでは診療所の「患者アンケート」は何のために行うのでしょうか。下記に患者アンケートの問い合わせの多い項目を列記してみました。
1.「患者アンケート」は何の目的で行うのか?
2.「患者アンケート」で知りたい項目
3.知りたい内容の具体的質問集
1.自宅から近い 2.駅から近い 3.通勤・通学先から近い 4.医師の人柄 5.スタッフの対応が良い 6.設備が充実している 7.同ビルの他科を受診中 8.家族、知人の紹介 9.近くに薬局があるから10.整形外科に精通している 11.早めに完治する 12.近くに西友・パルコがある 13.連携先病院を的確に紹介してくれる 14.その他( )
1.待ち時間はどのくらいまで待てますか?
①混み具合によっては仕方がない ②15分以内 ③30分以内 ④60分以内 ⑤90分以内
2.ご自身が待てる時間より長く待たれた場合、次回よりどうしますか?
①一度外に出る ②他院へ行く ③空いている時間に来る ④よくわからない
・見たことがない、見たことがある
・見たことがあるとお答えいただいた方へ
・情報量:①非常によい ②よい ③普通 ④悪い ⑤非常に悪い
・見易さ:①非常に見やすい ②見やすい ③普通 ④見にくい
⑤非常に見にくい
4.アンケート結果から何を実施するのか?
一般的に「患者アンケート」調査をした結果、その後何もアクションを起こさないケースが多いようです。しかし、弊社のお客様では結果報告の掲示、ホームページ、広告の見直しなどを実施していただき、自院から出来る限り情報を発信していただいております。そうすることで、アンケートに答えて頂いた患者さんへ回答がフィードバックされている事をアピールする事が出来ます。
以上が診療所向け「患者アンケート」について、クライアントからお問い合わせの多い項目でございます。これは下記に掲げました「ケアマックス支援内容」のうち、2.自院の現状分析(患者アンケート調査)となります。ご活用いただければ幸いでございます。