クリニックコラム

診療所コラム⑭<令和6年度診療報酬改定コラム>

6月から診療報酬改定が施行されました。そこで今回は、弊社のクライアントのクリニックでの診療報酬改定対応をご紹介します。   7割近いクリニックで届出をしたのが、医療DX推進体制整備加算です。 これは医療DXの対応をしたクリニックを評価するための診療報酬ですが、現時点ではオンライン請求、オンライン資格確認、院内掲示をしていれば届出が可能であったため、多くのクリニックで届出をしました。 令和...

診療所コラム⑬<整形外科コラムNo.6>

前回はPTが集まる整形外科クリニックでどんなことをやっているかを解説しましたが、その前段階として、PTを募集してもなかなか思うように応募が来ないというお悩みをよく耳にします。 PTを募集するとなると、求人媒体に掲載を依頼したり、紹介会社に依頼したりして応募を待つというのが一般的です。ただこれだけですと、給与、勤務時間、加入保険といった労働条件はわかるのですが、どのようなリハビリをするクリニックなの...

診療所コラム⑫<整形外科コラムNo.5>

前回から大分時間が空いてしまいましたが、今回は前回の続き、PTが集まる整形外科クリニックではどんなことをやっているのかをお伝えしようと思います。   1.情報交換・コミュニケーションが活発 PTが集まりやすいクリニックの特徴として、リハビリ室が明るく楽しそうな雰囲気であることが挙げれられます。具体的にはPTが黙々とリハビリを行うのではなく、PT・患者間で、PT同士で、PT・医師間で、コミ...

診療所コラム⑪<整形外科コラムNo.4>

先日のコラムでは、クリニックが病院と比べて理学療法士の転職先になりにくい点として、①同じ理学療法士の仲間が少ない、②職場の雰囲気がわかりにくい、③拘束時間が長い、の3点を挙げました。 そのうち前回は、①の対処法、③はクリニックにおいては改善が難しいことを解説しました。今回は②の対処法を解説します。   ②職場の雰囲気がわかりにくい 転職を考えている理学療法士が転職先のクリニックで知りたい...

診療所コラム<診療所の組織力強化について>

【医業収益向上につながる院内組織力の強化】 ~患者さんに支持される院内活動、組織力強化 = 収益向上~   医療機関(診療所)の収益向上を考えた場合、広報によって地域への認知度を高めるという宣伝・広告に注目されやすいものです。 しかし、これらも重要ですが、ともすればこの方向のみに目を奪われがちです。つまり「広告宣伝やWEBによる認知活動にコストをかければ収益は上がっていくだろう」と思って...

診療所コラム⑩<整形外科コラムNo.3>

前のコラムから少し時間が空きましたので、介護保険の導入についてはまたの機会にすることにして、今回は最近整形外科で頭を悩ませている、理学療法士の集め方についてお話したいと思います。   整形外科においては、理学療法士が集まる医療機関ほど、疾患別リハビリで高い点数が算定できますし、また通所リハビリや訪問リハビリ等の選択肢が広がります。ただ一方で理学療法士は募集してもなかなか集まりづらく、雇用...

診療所経営コラム⑨<整形外科コラムNo.2>

前回のコラムでは、整形外科を標榜する医療機関で、介護保険への対応が迫られていること、また自院が介護保険に対応した方が良いのかどうかの判断材料として、3つの分析が必要であることを紹介しました。今回はその3つの分析について解説していきます   ①通院患者の年齢層分析と介護保険に移行する患者の洗い出し まずは通院患者の年齢層と、疾患別リハビリの算定日数の傾向を分析して、自院が急性期中心なのか、...

診療所経営コラム⑧<整形外科コラムNo.1>

今年4月(平成31年4月)に診療報酬改定の度に延長されてきた、要介護・要支援被保険者に対する維持期・生活期リハビリの経過措置が切れ、維持期・生活期リハビリは介護保険での算定となりました。4月以降は、介護認定を受けている維持期リハビリの患者さん(運動器リハビリの場合は150日以上経過した人)は医療保険でのリハビリが算定できないため、介護保険、つまり通所リハビリ、もしくは通院が困難な人は訪問リハビリに...

診療所経営コラム⑦<診療所経営の基本>

診療所経営の基本 2019年4月から「働き方改革関連法」が施行されました。使用者は10日以上の年次有給休暇が付与される全ての労働者に対して、毎年5日、時季を指定して有給休暇を与えることが義務化されます。一般的に診療所のスタッフは、人数が限られているため、自由に有給休暇取得できる環境でないのが実情です。しかし4月以降は有給休暇取得を奨励しなければならず、確実にスタッフを5日以上休ませなければなりませ...

診療所経営コラム⑥<9つの柱❷自院の現状分析➡自院の「真の診療圏」調査>

今回は9つの柱❷「自院の現状分析」の続編、『自院「真の診療圏」調査』について解説させて頂きたいと思います。これは弊社流の「マーケティング調査」となります。基本は医療機関からデータをお借りし、一般的診療圏ではなくお客様の実データを活用した実際の分析結果を作成いたします。具体的には、 1.年代別(全患者数、0~14歳、15~64歳、65歳以上)町丁目分布図 2.地域別(町丁目別)来院患者数グラフ 3....
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